三国山脈前衛(群馬) 唐沢山(1243.2m)、上ノ山(1048m) 2018年3月3日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 7:41 駐車箇所−−8:07 送電鉄塔−−8:18 948m峰−−9:16 唐沢山 10:16−−10:41 1030m鞍部−−10:58 1090m峰−−11:10 990m鞍部−−11:20 上ノ山 11:35−−11:41 送電鉄塔−−11::58 844m峰−−12:08 国道17号線−−12:16 駐車箇所

場所群馬県みなかみ町(旧新治村)
年月日2018年3月3日 日帰り
天候快晴
山行種類残雪期の籔山
交通手段マイカー
駐車場廃林道入口に駐車
登山道の有無積雪で不明だが一部を除き無しと思われる
籔の有無ほぼ無し
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント猿ヶ京温泉の裏山を周回。予想より雪が少なかったが雪質はまあまあ良かった。ただし唐沢山付近でも藪はほとんど無いようで雪のある時期に登った意味が無かったのが残念




廃林道入口に駐車 廃林道入口の階段を上がる
廃林道入口 墓地で道が終わっていた
植林斜面を登 標高870m付近
送電鉄塔(標高890m) 送電鉄塔から東を見る
送電鉄塔から西を見る 948m峰
標高980m付近。カモシカの足跡 標高1060m付近
標高1170m付近でスノーシュー装着 標高1150mで南尾根に乗る
標高1180m付近。人工的な切り口 唐沢山山頂。標識皆無
唐沢山山頂から北側の展望。残雪期でも樹林で展望は悪い
北西尾根。少し下れば夏道に合流 北東尾根を下る
標高1150m付近の標識 標高1040m付近

標高1040m付近の展望台 展望台から見た上越国境の山々
1090m峰 1040m峰
990m鞍部 標高1000mで登山道が合流(たぶん)
上ノ山山頂 すかいさんの標識
下山は南尾根へ 960mで送電鉄塔
送電鉄塔から見た唐沢山 標高950m
標高950mでスノーシューを脱ぐ 910m峰
標高900m付近 844m峰。西尾根を下る
標高780で道を横断 急斜面を下る
国道は法面の連続 橋の袂へ急降下。最後はロープあり
国道到着 下ってきた斜面
駐車場所へ戻る


・今週末は一時的だろうが今シーズン初めて春本番の陽気が予想され、下手な場所は花粉まみれになるのは必至で、雪がある場所しか選択肢は無い。長野県内では今の時期に適当な場所が思い当たらず近県で検討した結果、群馬北部水上方面に出かけることにした。雪が締まるにはまだ時期が早いので豪雪地帯ではなくそこそこの積雪が予想される場所ということで、猿ヶ京の唐沢山と上ノ山にした。なお、上ノ山は地形図記載ではなく山名事典記載の山。
・先週の米子山で腰痛が再悪化、どうも特に雪山は腰痛に悪いようだが、体を動かさないのは精神的に悪いので悩ましいところ。残雪期に腰痛を抱えたままだとテントを背負って出かけることが不可能になるかもしれない。1週くらい休みたいところだがこの天気では休むのはもったいなさすぎる。歩く時の痛みも問題だが車の運転も問題。群馬はお隣といえどもちと遠い。
・往路は菅平から鳥居峠経由で猿ヶ京に向かった。ここのところの冷え込みは弱かったので菅平でもほとんど凍結は無かった。相俣ダムの公園で仮眠。
・7時過ぎに公園を出て取り付き点を探す。国道17号線新三国橋付近を起点に考えていたが、橋を渡って三国峠側の廃林道分岐入口がちょうどいい駐車余地あり。ここから歩き始めることにした。まずは唐沢山を目指して上ノ山へ登り、南尾根を下って国道へ出る計画だ。
・廃林道を歩こうかとも思ったが、林道横に階段があり歩道が上がっているのでそれを辿ることにした。しかしすぐに墓地に出て道はここまで。杉の植林帯を適当に登る。花粉症軽減のため抗アレルギー薬を飲み目薬を差してきた影響か、目のかゆみは感じずに済んだ。
・植林斜面にはジグザグに細い林道が刻まれているが、傾斜が緩いので大半は無視して斜面直登。少し雪が残っているが日当たりが悪い人工林なので締まりがない。でも雪が浅すぎてスノーシューの効果は期待できないのでツボ足で我慢。
・今日は気温が高く出発早々で半袖シャツに変身したが、今シーズン初めて手袋も不要なくらいの陽気だった。気温は0℃くらい。
・尾根を登っていると標高870m付近で左から明瞭な道が合流、おそらく送電線巡視路だろう。標高890mで送電鉄塔を通過。巡視路はここまでだがこの先も尾根上には踏跡程度の道筋が続く。邪魔な枝が切られた形跡もあり人の手が入っていることは明らか。
・948m峰峰を越えて930m鞍部から尾根の向きが東へと変わると同時に雪が連続して現れるようになる。残念ながら予想と違って踏み抜きが頻発するようになり、できるだけ日当たりがいい場所を求めて尾根直上より南側を歩くようにする。それでも傾斜がきつくなる標高1100m以上では踏み抜きが連続するようになり、我慢できずにスノーシュー装着。これは効果絶大で踏み抜きが改善に解消されたわけではないが沈む深さは格段に浅くなって疲労は軽減、進行速度アップ。
・標高1150mで南尾根に乗ると雪質が格段にアップ。ほぼ沈まなくなりスノーシューの歯の跡が雪面に付くだけでさらに楽に歩けるようになった。もう残雪期の様相だ。
・傾斜が緩み平たいピークに出ると唐沢山山頂。群馬県内の山なのに意外にも山頂標識は皆無。おそらく掃除されたと思われる。ブナ混じりの落葉広葉樹に囲まれて展望は良くない。ここで日を浴びながら休憩。顔が日焼けしそうなほどで、そろそろ日焼け止めが必要か。
・上ノ山に向かうが、明瞭な尾根は北西方向に向かう別ルートなので、最初は尾根地形ではない北東方向へ下る。すぐに落葉した樹林の先に尾根地形が見えだすので天気が良ければルートファインディングは難しくはない。東斜面は雪が柔らかくなりスノーシューでも踏み抜きあり。
・標高1170m付近で地形図の破線が接近する箇所で登山道標識が登場。左は三国峠、右は猿ヶ京となっている。地形図の破線は生きているようだ。
・標高1040mの平坦尾根に乗ると一時的に南側が植林に変わるがすぐに再び自然林へ。
・標高1030m鞍部手前で尾根の北側直下に足場鉄管でできた展望台が登場。地形図の破線より離れた場所にあるし、安全対策のレベルが低い構造なので行政が建てたものではないようだ。慎重に登るが残念ながら木の梢よりも低く大展望とはいかなかった。
・標高1090m峰、標高1040mを越えて尾根が南に屈曲、標高990m鞍部から登りにかかると明瞭な雪面の凹みが登場、地形図の破線らしい。ということは夏道が存在するようだ。テープの目印もあった。
・上ノ山手前で尾根が西向きに変わると積雪が減少し地面が見えるようになる。笹藪は見られず無雪期でも問題なく歩けそうだ。
・ピークに到着すると上ノ山山頂。すかいさんの山頂識の他に小さな手製標識が1つあった。すかいさん標識をめくるとその裏に隠れて古びた木製標識がもう一つあった。ここも樹林に囲まれて展望は良くなかった。
・帰りは南尾根を下ることにする。雪は減って地面が所々で現れるようになる。
・標高960mで送電鉄塔が登場、この付近は完全に雪が消えてスノーシューを脱ごうかとも思ったが、その先の尾根は白いので草の上をスノーシューのまま歩いていく。しかし標高950mで先の雪がほとんど見えなくなったのでスノーシューを背中に背負う。この後にも雪がある場面はあったが積雪量はかなり減っているし下りなのでそれほど苦労しなかった。
・送電鉄塔の先で巡視路は西側に下っていくようだが(目印はそちらに続いているが積雪で道形は見えなかった)、尾根上は藪は無く歩きやすそうなのでこのまま南尾根を下ることにした。
・標高844m峰で右に曲がって西尾根に乗り移る。ここも藪無し。標高も落ちて落葉広葉樹林で日当たりが良く既に雪は皆無。
・標高780m付近で道を横断。地形図に出ている破線だろう。それを無視してそのまま尾根を下ると傾斜がきつくなる標高770m付近から杉の植林帯へ突入すると同時に僅かながら雪が残るようになる。こいつは凍った箇所があるのでちょっとやっかいだった。
・尾根を下り続けると国道が見えてくるが予想通り法面の連続で下れる箇所は見えないが、新三国橋の袂だけは自然地形だろうと予想していた通りで唯一の降下可能箇所だった。同じようにここから山に入る人がいるようでフィックスロープが設置されていた。
・最後は国道を歩いて駐車箇所へ戻った。もう完全に春の陽気で車の中は暑いくらいだった。

 

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